弊社は1965年(昭和40年)に先代社長(現会長)及川養三が小さな精肉店として創業いたしました。地方から出てきた若き店主は人脈も少なく地域での信用も十分に得られていない状況で商売を始めました。店の前を通る人々は人気のない店を横目に、駅前の商店街で購入した大きな買い物袋を腕にぶら下げて自宅まで歩いて帰られていたそうです。生計を成り立たせるため、先代は「店で来ないお客を待っていても仕方がない、自らが御用聞きをはじめ注文をいただきに行こう」と決意し奔走しました。毎日毎日、一軒一軒お声掛けさせていただいているうちに顔を覚えていただき一人、また一人とお客様が声を掛けてくれるようになり、お客様へ商品をお届けすることができるようになりました。そのおかげで店舗も徐々に繁盛し、多くの信頼を賜り現在の前身へと成長することができました。
ここで我が社が得た財産は先代が行った「お客様の声に耳を傾ける」という点にあります。弊社の業種は「食」の小売業です。しかし私たちの仕事は可能な限り一人ひとりのお客様にお声を掛け、ご家庭や職場での生活サイクルを想像し、提供する商品やサービスを通して日常のささやかな“Happy”をお届けすることにあると考えております。
「安心・安全」を大前提とした、良い品質・おいしい味・リーズナブルな価格の商品、コミュニケーションから生まれる楽しさとかゆい所に手が届くお客様に合ったサービス、この商品とサービスをお客様にお届けすることで食卓に彩を添え、更には生活や仕事にゆとりをもっていただくことが、私たちの目指す“仕事”なのです。
ぜひこの「食卓を彩るもうひとつの台所 サイドキッチンオックス」にお声掛けをしてみてください。すべてのスタッフがお客様の“ささやかなHappy”のために全力で仕事をさせていただきます。
有限会社田浦中央食品
代表取締役 及川浩一